浄水型ウォーターサーバーのLoccaを申し込もうとしたとき、「プレミアム安心サポート」というオプションが表示されて迷った経験はありませんか?
月額695円という金額を見て「とりあえず入っておくべきか…」と悩む人も多いはずです。この記事では、プレミアム安心サポートの補償内容・料金の実態・加入すべき人とそうでない人の違いを、できるだけ具体的に整理していきます。
Loccaのプレミアム安心サポートとは?
プレミアム安心サポートは、Loccaのウォーターサーバー契約者だけが加入できる有料オプションです。
まず全体像をざっくり押さえておきましょう。このオプションは「ウォーターサーバー補償」「引越サービス」「専門家相談サポート」の3つがセットになったもので、申し込み時にしか加入できない点が最大の特徴です。
Loccaのサービス概要とプレミアム安心サポートの位置づけ
Locca(ロッカ)はプレミアムウォーターが展開する浄水型ウォーターサーバーです。水道水をフィルターで浄水して使う仕組みなので、ボトル配送型と違って水代が別途かかりません。月額料金のみで使い放題という設計が、ユーザーから支持される大きな理由です。
プレミアム安心サポートはそのLocca契約者だけが申し込めるオプションで、2024年9月26日以降の申し込みでは月額695円(税込)です。加入できるのは新規申し込み時のみで、一度解約すると再加入はできません。
ウォーターサーバーを解約すれば、このオプションも自動的に解約となります。契約者専用という性格上、単体で加入し続けることはできない設計になっています。
通常プランとの違いは何か
通常プランはウォーターサーバーのレンタル・フィルター代・配送料が月額料金に含まれているだけで、端末に関するオプション補償は一切ついていません。
プレミアム安心サポートを追加することで、万が一サーバー本体が破損・汚損した場合の無料交換や、引越しに伴う機種交換が無料になります。つまり、通常プランはあくまで「普通に使うための月額」であって、イレギュラーな出来事への備えはオプションで別途カバーする設計です。
ただし、後ほど詳しく説明しますが、普通の故障は通常プランでもカバーされる場合があります。ここが多くの人が誤解しているポイントです。
プレミアム安心サポートの補償内容まとめ
3つのサービスが含まれると書きましたが、それぞれ何をどこまでカバーしているのか、具体的に見ていきましょう。内容によって「使い道がある人」と「ほぼ使わない人」がはっきり分かれます。
端末故障・破損への対応
補償の中心となるのが「ウォーターサーバー補償サービス」です。サーバー本体が破損・汚損した場合に無料で交換してもらえます。
ここで注意したいのが補償の対象範囲。補償されるのは「破損」と「汚損」、つまり外部からの衝撃や汚れによって傷んだケースに限られます。転倒させてしまった、子どもがぶつかって凹んだ、ペットが傷をつけた、といった状況が典型的です。
一方、内部的な不具合や経年劣化による故障はプレミアム安心サポートの対象外ですが、こちらは通常プランの範囲内で無料交換対応してもらえるケースがほとんどです。つまり「故障への備え=プレミアム安心サポート」という図式は正確ではありません。
データ復旧や盗難補償はどこまで対応しているか
結論から言うと、Loccaのプレミアム安心サポートにデータ復旧や盗難補償は含まれていません。
このオプションが対応するのはあくまでウォーターサーバー本体の補償に限られます。スマートフォンの補償サービスのように多岐にわたる保障を期待していると、内容が物足りなく感じるかもしれません。
「補償」という言葉から過剰に期待してしまうと後で後悔するので、補償対象は「本体の破損・汚損交換」に絞ってシンプルに考えるのが正解です。
補償の上限額と適用条件
Locca公式が開示している情報では、プレミアム安心サポート加入時の破損・汚損による交換は手数料なしで行われます。
プレミアム安心サポートなしで破損交換が発生した場合、下記のような交換手数料が発生します。
| 利用期間 | littaの交換手数料 | Slim-RⅡ | Smart |
|---|---|---|---|
| 1年未満 | 28,000円 | 32,000円 | 46,200円 |
| 1〜2年未満 | 21,000円 | 25,000円 | 37,400円 |
| 2〜3年未満 | 15,000円 | 19,000円 | 29,700円 |
| 3〜4年未満 | 8,000円 | 12,500円 | 20,900円 |
| 4〜5年未満 | 5,000円 | 6,000円 | 13,200円 |
| 5年以上 | 5,000円 | 6,000円 | 5,500円 |
利用年数が浅いほど、万が一の破損時のリスクが高いのは確かです。ただし、このコストが現実的にどれだけ発生しうるかは、生活環境によって大きく変わります。
月額料金はいくら?コスパを考える
費用対効果の話をするには、まず「何にいくら払っているか」をクリアにする必要があります。
プレミアム安心サポートの月額と年間負担(500字)
プレミアム安心サポートの月額は695円(税込)です。年間に換算すると8,340円になります。
機種別の月額合計は以下のとおりです。
| 機種 | 月額 | サポート込みの月額 |
|---|---|---|
| litta | 2,580円 | 3,275円 |
| Slim-RⅡ | 2,780円 | 3,475円 |
| Smart | 3,300円 | 3,995円 |
Loccaの強みのひとつは月額の安さです。それだけに、695円の上乗せが「割合としては意外と大きい」と感じる人も少なくありません。
他社の端末補償サービスと費用を比べると
同じ浄水型ウォーターサーバーとして比較されることが多いハミングウォーターは、月額3,300円に安心サポート440円をプラスして合計3,740円です。
Locca littaにサポートを加えた3,275円と比べると数百円の差ですが、ハミングウォーターはフィルター性能が上位とされています。コストがほぼ同等なら、性能を重視するユーザーは別のサービスを選ぶ可能性もあります。
Loccaにとって月額の安さは最大の訴求ポイントです。そこにオプションを追加すると、せっかくの価格優位性が薄れてしまいます。他社と比較するときは、オプション込みの合計額で判断することをおすすめします。
入るべき人・入らなくていい人の違い
加入を検討するなら、自分がどちらのパターンに近いかを考えることが大切です。
スマホの扱い方で判断が変わる
少し乱暴な言い方をすると、スマホをよく落とす・子どもやペットが家の中でよく動き回る、という環境なら加入を検討する価値があります。
プレミアム安心サポートの補償対象はあくまで外的要因による破損・汚損です。大人だけの落ち着いた生活環境で、ウォーターサーバーを定位置に置いて普通に使うなら、補償が必要になる場面はほぼありません。
一方、小さな子どもがいる家庭や、大型犬・猫など活発なペットがいる環境では、転倒や衝突のリスクが現実的にあります。このような場合は、月695円で「万が一の交換手数料リスク」を回避できると考えると、費用対効果が成立します。
すでに別の補償に入っている場合はどうなるか
火災保険の家財補償が充実していれば、ウォーターサーバーの破損を家財として補償できる場合があります。
加入中の火災保険の補償内容を確認してみてください。家財補償の範囲にウォーターサーバーが含まれていれば、プレミアム安心サポートと補償が二重になる可能性があります。二重払いは明らかにもったいないので、先に保険証券を確認してから判断するのが賢明です。
機種の価格帯によって加入の優先度が変わる
先ほどの交換手数料の表を見返すと、littaは利用2年未満で21,000円、Smartは3年未満でも29,700円かかります。
月額695円のオプションを2年間払い続けると16,680円です。littaで2年以上故障せずに使えれば、交換手数料(15,000円)よりもサポート代(16,680円)の方が高くなる計算になります。
高価な機種・Smart(3,300円/月)を使う場合は交換手数料が高いため、加入の合理性は相対的に高くなります。逆にlittaなどの安価な機種では、2年以上使えると損益分岐点を超える可能性があります。
プレミアム安心サポートの申し込み方法
加入を決めた場合、いつ・どうやって申し込めばよいかを確認しておきましょう。
加入できるタイミングと手順
プレミアム安心サポートに加入できるのは、Loccaの新規申し込み時のみです。
申し込みページでウォーターサーバーの機種・カラー・個人/法人を選択した後、オプション選択の画面でプレミアム安心サポートにチェックを入れます。デフォルト状態ではチェックが外れているので、加入したい場合は自分でチェックを入れる必要があります。
加入後の契約開始時期は、ウォーターサーバーの初回配送月の翌月末まで最大2ヶ月間無料です。無料期間が終了した翌月から月額695円の引き落としが始まります。
途中解約はできるのか
プレミアム安心サポートは途中解約が可能です。
ただし、一度解約すると再加入はできません。「やっぱり必要だった」と後から思っても、オプションを復活させることはできない仕組みです。
また、ウォーターサーバー本体を解約した場合は、このオプションも同時に解約となります。単体で継続することはできません。
実際に使ったときの手続きはどうなる?
いざというときに「何をすればいいかわからない」状態は避けたいですよね。補償を利用するときの流れを確認しておきましょう。
補償申請の流れと必要書類
破損・汚損が発生した場合は、まずLoccaのカスタマーセンターに連絡します。
電話で状況を伝えると、オペレーターがプレミアム安心サポートの加入確認を行い、交換対応の手続きを案内してくれます。基本的な流れは通常の故障対応と大きく変わりませんが、「破損・汚損」という事実を正確に伝えることがポイントです。
なお、補償を申請する際には現在の本体の状態を確認されるケースがあります。傷や破損の箇所、発生した経緯などをあらかじめ整理しておくとスムーズです。
審査や修理にかかる日数の目安
連絡後の対応速度はケースによって異なりますが、Loccaのサポート対応は全般的に迅速・丁寧という評価が多いです。
交換対応の場合は、スタッフによる回収と新機種の設置が別日程になることがあります。回収日と設置日の間はサーバーが使えない期間が生じる可能性があるため、日程の余裕をもって連絡することをおすすめします。
申請が通らないケースとその理由
補償申請が通らない主なケースは、補償対象外の理由による損傷です。
具体的には、通常の経年劣化・内部的な故障・消耗品(フィルターなど)の交換時期到来といった状況は、プレミアム安心サポートの対象にはなりません。これらは通常の保証範囲で対応されるものです。
また、サーバーを使用者が故意に破損させたと判断されるようなケースでは、補償が適用されない場合があります。申請するときは、発生状況をできるだけ正確に伝えることが重要です。
Loccaのプレミアム安心サポートに関するよくある質問
細かいけれど気になる疑問をまとめました。
家族複数台でも加入できるか
複数台のウォーターサーバーを契約している場合、それぞれの契約に対して個別にプレミアム安心サポートを申し込む必要があります。
1つのオプションで複数台をまとめて補償するプランは存在しません。複数台を使う家庭では、費用がその分かさむ点を念頭に置いておきましょう。
解約後に端末を使い続けても問題ないか
プレミアム安心サポートだけを解約しても、ウォーターサーバー本体の契約は継続できます。
サポートを解約した後は補償がなくなるだけで、通常利用自体には影響しません。ただし前述のとおり、一度解約すると再加入できないため、慎重に判断してください。
補償回数に上限はあるか
Locca公式FAQ上では、補償回数の上限について明確な記載は確認できていません。
補償を利用する際にカスタマーセンターへ確認することをおすすめします。仮に上限があるとすれば、頻繁に破損が起きる環境では注意が必要です。
まとめ:プレミアム安心サポートは「生活環境次第」で判断する
プレミアム安心サポートは、月695円で破損・汚損補償・引越サービス・専門家相談の3つがセットになったオプションです。加入できるのは新規申し込み時だけで、解約後の再加入はできません。
補償の対象は「破損・汚損」のみであり、普通の故障はプレミアム安心サポートがなくても対応してもらえるケースが多いです。そのため「万が一の故障に備えたい」という理由だけでは、加入の必然性は薄くなります。
加入を前向きに検討すべきなのは、小さな子どもや活発なペットがいる家庭、Smartのような高価な機種を選ぶケース、あるいは2年以内に破損リスクが高い環境です。逆に、落ち着いた使用環境でlittaを選ぶのであれば、オプションなしで申し込む方がLoccaの「安さ」を最大限に活かせます。
Loccaを検討しているなら、自分の生活環境をひとつの基準にして、冷静に判断してみてください。

