ハミングウォーターを置こうと思ったとき、まず気になるのが「うちに置けるサイズかどうか」という点ではないでしょうか。
本体のサイズだけ見て「大丈夫そう」と判断すると、実際に設置してから後悔することがあります。正確には、本体サイズ+周囲の余白スペースの合計で考える必要があるんです。
この記事では、ハミングウォーターの設置に必要な高さ・横幅を具体的な数字で解説します。
設置前に確認すること
サイズの話に入る前に、測り方の基本を押さえておきましょう。
ウォーターサーバーの設置でありがちな失敗が、「本体の寸法しか測っていなかった」というケース。実際には本体の周囲にも一定の空間が必要なので、壁から壁までのスペースをそのまま当てはめると、ギリギリすぎて設置できないことがあります。
スペースの測り方:幅・奥行き・高さの3点
まず押さえておきたいのが、設置スペースは「3方向」で確認するということです。
- 横幅:左右の壁や家具の間の距離
- 奥行き:壁から手前側の通路までの距離
- 高さ:床から棚板や天井までの距離
このうち高さは見落とされがちですが、給水するときにフタを開ける必要があるため、天井との余裕が意外と重要になってきます。
測るときはメジャーを使い、壁・棚板・家具の端まで正確に計測しておくと安心です。
壁や棚からの距離はどのくらい必要か
ハミングウォーターは、背面と左右に各15cmの空きスペースが推奨されています。これは取扱説明書にも明記されている数値です。
なぜ隙間が必要かというと、サーバー内部での冷却・加熱処理の際に熱がこもらないようにするためです。壁にピッタリつけて設置すると、熱がこもって故障の原因になったり、電気代が上がったりするリスクがあります。
最低でも10cmは確保したいところですが、可能なら15cm以上空けるのが理想です。
ハミングウォーターの本体サイズはどのくらい?
本体サイズは以下のとおりです。
| 項目 | サイズ |
|---|---|
| 横幅 | 26cm |
| 奥行き | 37cm(設置面の奥行きは33cm) |
| 高さ | 120cm |
これを見て「思ったよりスリムだな」と感じる方も多いはず。実際、横幅26cmというのはウォーターサーバーの中でもトップクラスの薄さです。
スリムタイプとスタンダードタイプの横幅の違い
他社の床置き型ウォーターサーバーは、横幅30cm前後が一般的です。例えば、プレミアムウォーターのスリムサーバーⅢが27cm、コスモウォーターのsmartプラスNextが30cmといった具合。
ハミングウォーターの26cmは、それよりもさらに4〜5cm細いことになります。
4cmの差は小さく聞こえますが、キッチンの狭い隙間に置きたい場合や、冷蔵庫の横にギリギリ収めたい場合には、この差が大きく効いてきます。
奥行きはどのくらいか
奥行きは37cmですが、実際に床に接している部分の奥行きは33cmです。この4cmの差は、本体上部の出っ張り部分(給水タンクのあたり)が底面よりわずかに前に出ているためです。
壁際に設置するときは、壁から最低15cm離す必要があるので、壁からの実質的な占有奥行きは33+15=約48cm前後を確保するイメージで考えてください。
設置に必要な高さはどのくらい?
本体高さは120cmですが、設置に必要な空間はそれより大きくなります。
ポイントは2つ。「天井や棚板との間に余裕があるか」「コップや水筒をサーバーの下に置いたときに問題なく使えるか」という点です。
本体の高さと天井・棚板との必要な空間
ハミングウォーターの設置には、高さ140cm以上のスペースが必要とされています。本体が120cmなので、上部に最低20cmの余白が必要という計算です。
この余白が必要な理由は、給水タンクのフタを上方向に開けるためです。フタを開けた状態で水道水を補充する構造になっているので、フタが開く分の空間が確保できないと、実際の使用がかなり不便になります。
棚の中やキャビネットの下に入れようとしている場合は、このフタ開き分のスペースを特に注意して確認しましょう。
ウォーターサーバーの上部に余裕が必要な理由
上部スペースが足りないと、フタが途中までしか開かず、給水タンクに水を入れにくくなります。毎日使うものなので、このわずかな使いにくさがじわじわとストレスになっていくんですよね。
最低限20cm、できれば25〜30cmの余裕を持たせておくと、日々の給水がスムーズです。特に大きめのペットボトルを持ち上げながら注ぐ動作を考えると、余裕はあるに越したことはありません。
カウンタートップ設置と床置き設置での必要な高さの違い
ハミングウォーターは基本的に「床置き専用」の設計になっており、カウンタートップ(台の上)への設置は想定されていません。
床置きの場合、本体高さ120cmに上部20cm以上を加えた合計140cm以上の天井高が必要です。一般的な住宅の天井高は240cm前後なので、ほとんどのケースで問題はないでしょう。ただし、低い棚の下や収納スペースの中に設置したい場合は必ず実測してください。
設置に必要な横幅はどのくらい?
本体の横幅26cmに加えて、左右それぞれ15cmずつ確保することが推奨されています。
つまり、横幅の理想的なスペースは合計56cm(26+15+15)です。コンパクトに見えても、周囲の余白まで含めると半畳弱のスペースが必要になります。
横幅の最小スペースの目安
推奨は56cmですが、どうしてもスペースが限られている場合は、左右各10cmずつで合計46cmまで縮められます。これが実質的な最低ラインと考えてください。
それ以下になると、熱のこもりが気になってきますし、掃除の際に手が入らず不衛生になりやすいというデメリットも出てきます。
左右の壁・家具との距離で注意すること
特に気をつけたいのが、サーバーのすぐ隣に冷蔵庫などの発熱体を置くケースです。冷蔵庫自体もモーター周囲に熱を持つため、発熱体同士を隣接させると互いの放熱を妨げることがあります。
また、ドアの開閉が頻繁な場所(冷蔵庫のドア前、収納扉の前など)にサーバーを置くと、日常的にドアが当たって傷がついたり、使い勝手が落ちたりします。左右だけでなく「前方の動線」も合わせて確認しておくと安心です。
置き場所別:サイズの目安と注意点
実際にどこに置くかによって、注意すべきポイントは変わってきます。ここでは代表的な3つの場所ごとに見ていきましょう。
キッチンカウンターに置く場合
キッチンカウンターの端に置くケースが最も多いパターンです。冷蔵庫の隣や、コンロから離れた調理スペースの一角に置く人が多い印象です。
注意点は2つ。まず油汚れや水はねが届かない場所を選ぶこと。次に、コンセントの位置を確認することです。ハミングウォーターは電源が必要なので、コードが届かない場所に設置してしまうと、延長コードが必要になります。
横幅56cmのスペースが確保できれば、一般的なシステムキッチンの端部分にすっきり収まります。
洗面所や脱衣所に置く場合
「洗面台の近くに置けば、顔を洗いながら水が飲める」という理由で洗面所を検討する方もいます。ただ、脱衣所は湿度が高くなりやすいため、サーバーの設置環境としてはあまり向いていません。
どうしても置く場合は、換気の状態をしっかり確認しておきましょう。また、スペースがコンパクトなことが多い洗面所では、設置後の動線が窮屈になりがちです。通路幅が70cm以下になるような配置は避けることをおすすめします。
リビングやダイニングに置く場合
リビング・ダイニングへの設置は、動線的にも使い勝手がよく人気の配置です。家族全員がアクセスしやすく、食事中にサッと水を補充できる利便性があります。
テレビ横やソファ横に置く場合は、コードが目立たないようルーティングも考えておくとすっきりします。また、直射日光が当たる窓際への設置は避けましょう。
設置工事が必要な場合のスペース確認ポイント
ハミングウォーターは基本的に工事不要で、コンセントさえあればどこにでも置けます。ただし、接続タイプによって確認事項が少し変わってきます。
給水接続タイプとボトルタイプでのスペース要件の違い
ハミングウォーターは「水道水を補充して使う」タイプです。蛇口に直接接続する工事不要のタイプと、手動で給水タンクに水を補充するタイプがあります(補充方法はモデルによる)。
いずれも大規模な工事は不要ですが、水道直結タイプを選ぶ場合は、サーバーの設置場所に水道の蛇口が近い必要があります。ホースの長さにも限界があるので、設置場所と水道の距離はあらかじめ確認しておきましょう。
電源コードの取り回しと周辺スペースの確保
電源コードの長さは一般的に約1〜1.5m程度です。コンセントが遠い場合、延長コードを使うことになります。
タコ足配線や熱を持ちやすい場所での使用は避けるのが基本です。コードをまとめてタイラップで固定するだけでも、見た目がすっきりして安全性も高まります。設置前にコンセントの位置を確認して、コードが自然に届く場所を選ぶのがベストです。
実際に設置してみてサイズが合わないケースとは?
ここまで数字の話をしてきましたが、現実には「サイズを確認したのに置けなかった」というケースも少なくありません。具体的にどんな失敗が多いのかを紹介します。
棚の中に入れようとして失敗しやすいパターン
一番多い失敗が「棚の高さが足りなかった」です。本体の120cmは確認していても、上部の20cmを見落としていたというケース。棚板の高さがピッタリ120〜130cmだと、フタが開けられず給水できない状態になります。
次に多いのが「奥行きが足りなかった」という失敗です。収納スペースを利用してすっきり隠したいという気持ちはわかりますが、37cmの奥行きに加えて前方の作業スペースも確保しないと、実際の使用がかなりストレスになります。
棚に収めたい場合は、高さ150cm以上・奥行き60cm以上・横幅60cm以上を目安にすると、実用的な設置ができます。
賃貸住宅で置き場に迷いやすいポイント
賃貸住宅では、「壁に傷をつけたくない」「限られたスペースにどうにか収めたい」という制約が増えます。
壁との15cm隔離ルールを守ろうとすると、もともと狭い物件では通路が圧迫されがちです。また、フローリングの保護にサーバー下のマット設置を検討している場合は、マット分の厚みが加わることも忘れずに。
スペースが限られている場合は、キッチンと洗面所の間のような廊下部分よりも、リビングの壁際を選ぶほうが動線的に使いやすいことが多いです。
設置前のサイズ確認チェックリスト
設置前に確認しておきたいポイントをまとめます。これをやっておくだけで「置けなかった」という失敗をぐっと減らせます。
測定時に用意するものと手順
準備するものはシンプルです。
- メジャー(最低1m以上のもの)
- メモ帳かスマートフォン(数値を記録する)
- 設置候補場所の写真
測定の手順は次のとおりです。
- 候補場所の横幅・奥行き・高さをそれぞれ計測
- 左右・背面・上部の余裕スペースを計算(各15cm以上)
- コンセントまでの距離を確認
- 通路幅が残るかどうかを確認
数値を記録しておくと、他の設置候補場所と比較もしやすくなります。
家族構成や使用頻度からサイズを選び直す視点
ハミングウォーターは現状1種類のみのサイズ展開ですが、設置場所は「誰がよく使うか」によって使い勝手が大きく変わります。
子どもや高齢者が使うことが多い家庭では、取り出しやすい高さのコップ置き場を近くに確保することが大切です。また、1日に使う水の量が多い家庭ほど、補充しやすい場所に置くことが重要になってきます。設置スペースのサイズだけでなく、「誰が・どこで・どう使うか」を起点に置き場所を決めると、後悔のない設置ができます。
まとめ:設置前に必ずスペースを実測しよう
ハミングウォーターの本体サイズは横幅26cm・奥行き37cm・高さ120cmですが、設置に必要な実際のスペースは横幅56cm・奥行き52cm以上・高さ140cm以上です。本体サイズだけで判断するのではなく、周囲の余白まで含めて測ることが、スムーズな設置につながります。
「置けると思ったら置けなかった」という事態を防ぐには、事前の実測が一番の近道です。棚の高さや天井との距離、コンセントの位置など、見落としやすいポイントを一度じっくり確認してから注文すると安心して使い始めることができます。
参考サイト

